2023年5月: 旧友、ワーケーション、小料理屋

5月の振り返り

やっぱあんたとは気が合うわ

色んな人に会った1ヶ月だった。まず、GWに実家に帰ったので、地元の友人達に会うことができた。今でも連絡を取るのは数少ない友人であるが、数年ぶりにある友人に会って不思議な感覚に包まれた。

全然違う人生を生きているのに、なぜか意気投合する。不思議なものである。友人は生まれてこのかた地元で生活をし、堅実に結婚し地元で家を建て育児に励んでいる。一方の私は、高校を卒業して家を出て、都会でバカ高い家賃を垂れ流しながら1年先が見えない生活をしている。この10年以上、全く別の場所で、全く異なるものを見ているはずなのに、数年ぶりに話しても何の距離も感じないどころか、なぜか近くなったように感じたのだ。具象では全然別の人生を生きているのに、具象を見るレンズのようなものが似通っている、と言うのだろうか。別々の出来事を経験しているのに、それに対する考え方やコメントに共感し合えることがとても嬉しかった。

数年離れていただけでは気づけなかった「やっぱあんたとは気が合うわ」という感覚は、長く生きていてこそ得られる感覚なのではないかなと思った。これが、30年後にも「やっぱあんたとは気が合うわ」と思えているのか、それとも全く異なる感覚になっているのかは気になるものである。

ワーケーションに行ってきた

コロナ禍初期に流行した(?)ワーケーションに今さらながら行ってきた。きっかけはただ安い航空券が手に入ったからである。1週間以上家を空けて別の場所で日常を送った。

私と夫は、暮らすように旅をするのが好きである。旅行は好きなのだが、なにかピークがあるような旅行をするというよりは、とにかく別の場所に行って、過ごす時間が好きである。その地を歩いて、その地のものを食べたり食べなかったり(チェーン店に入ることもある)、時にはその地に住んでいる友人を頼ってその地のことを教えてもらう。今回も例に漏れず、そこに住む友人に大変お世話になった。

歩いてサンセットを見に行ったり、朝少し早く起きて散歩してみたり、地元のスーパーに行って様子見してみたりと、別の場所で送る日常はとても充実したものだった。

小料理屋を開いてみた

5月の初頭に「小料理屋」を開いた。といっても、ただ友人を数人招いて、家でお酒を飲みつつご飯を食べただけである。料理はとてもシンプルで、水菜のおひたしやだし巻き卵といった、飾り気のない和食を作った。品数だけは多く、7−8品作ったのではないかな。

なぜか数ヶ月前から、どうしても小料理屋ごっこがやりたくなった。理由は単純で、素敵な片口とおちょこを購入したから。その片口で日本酒を振る舞いたいが、私はお酒メインの場に居ることはあまりなく、では和食を作ってご飯とお酒を楽しもう、といった具合である。

小料理屋を開いてみてわかったが、テーマがある食卓は楽しい。小料理屋をやるよ、といったら友人が素敵な南蛮漬けを作ってきてくれて、より小料理屋っぽくなった。手の込んだ料理でなくても良いので、テーマのある食卓をまたやってみたいなと思った。

コンテンツ一部紹介

今月見たもの、聞いたもの、読んだものの中で印象に残っているもの

辻村深月「傲慢と善良」

Amazon.co.jp: 傲慢と善良 (朝日文庫) 電子書籍: 辻村 深月: Kindleストア

読んでいるうちに色々な感情が自分の中で同居する感じが面白かった。フィクションは、現実以外のものを見て感情を揺さぶられるので面白いですね。

オズワルド伊藤「一旦書かせて頂きます」

一旦書かせて頂きます | 伊藤 俊介 |本 | 通販 | Amazon

あまりオズワルドのことは知らなかったが書店で目について購入した。家族のこと、友人のこと、仕事のことなどが書かれているが、その1つ1つがいちいち面白い。これはきっと、事象がおもしろいだけではなく、伊藤さんの感受性や表現が為せる技なんだろうなアと思った。お笑い芸人ってすごいや。

6月やりたいこと

ダンスチケットの消化

回数券が溜まっているので消化する。5月は2回しかレッスンに行けなかった….。ここ2年半で一番少ないかもしれない。衝撃である。踊ることの楽しさをまた感じたい。(なんか大げさだな)

引っ越しの準備

引っ越しが決まったので、準備をちゃくちゃくと進める。ソフト面、ハード面、もろもろのtodoがあるので粛々とやっていく。